第11回公演
J.シュトラウス2世
「ウィーン気質」

全幕(日本語訳詞上演)

オペレッタプロジェクト10
2000年10月21日(土)午後4時開演(午後3時30分開場)
江戸川区小松川区民施設
全席自由2000円

 

スタッフ

芸術監督・制作統括・指揮・脚本・演出
        ・・・・・八木原 良貴 
訳詞作成
        ・・・・・杉浦 まり 
舞踏監督・振付
        ・・・・・藤井 明子 
ピアノ伴奏
        ・・・・・遠藤 ゆみ子 
衣裳
        ・・・・・面矢 武彦 
メイク
        ・・・・・本山 美瑞 
ヘアメイク
        ・・・・・松本 良輔(ヘア&メイク ラルテ) 
照明
        ・・・・・寺西 岳雄(マーキュリー) 
制作補
        ・・・・・高橋 佳子 
演出補/舞台監督
        ・・・・・上田 純也 
練習伴奏
        ・・・・・大津佐知子・大林弘子・辻本英恵・橋本修一
記録
        ・・・・・(有)まじかるふぇいす

 

キャスト

イプスハイム・ギンデルバッハ侯爵(ロイス・グライツ・シュライツ国首相)
                          ・・・・・戸田 真志(バス) 
バルドゥイン・ツェドラウ伯爵(同ウィーン駐在大使)
                          ・・・・・千葉 崇史(テノール) 
ガブリエーレ(ツェドラウ伯爵夫人)
                          ・・・・・小柴 亜希子(ソプラノ)

ビトウスキー伯爵(ウィーンの大貴族)
                          ・・・・・面矢 武彦(バス) 
フランツェスカ・カリアリ(踊り子で伯爵の愛人)
                          ・・・・・藤井 明子(ソプラノ) 
カーグラー(フランツィの父親、木馬商人)
                          ・・・・・青木 亮(バス) 
ヨーゼフ(ツェドラウ伯爵の下僕)
                          ・・・・・小宮山 弘樹(テノール) 
ペピ・ブラウニンガー(お針子、ヨーゼフの恋人)
                          ・・・・・越智 伊穂里(ソプラノ) 
リジ(町娘)
                          ・・・・・笠原 江理子(ソプラノ) 
ロリ(町娘)
                          ・・・・・辻本 英恵(メゾ・ソプラノ) 
ハンス(御者)
                          ・・・・・小宮 英治(語り役) 
女中
                          ・・・・・高橋佳子(語り役)
従僕
                          ・・・・・勝田雄治(語り役)

ガレリア座合唱団
ガレリア座バレエ団

ピアノ伴奏 君塚ゆみ子
ガレリアシュランメルン
                          ・・・・・大堀由美子(Vn)
                          ・・・・・中島裕子(Vn)
                          ・・・・・栗原 愛(Vl)
                          ・・・・・高原 学(Vc)
                          ・・・・・塚田訓久(Fl)
                          ・・・・・清水祐介(Cl)
                          ・・・・・青山るり(Cl)

 

ごあいさつ

思えば始まりは”ウィーン気質”だったのです。昭和57年、ウィーン・フォルクスオーパの2度目の来日。東京文化会館に出かけた私は、舞台に息づく俳優たち(彼らはもちろんれっきとした歌手である)が作り出す世界にすっかり魅了されてしまいました。それもそのはず。当時のフォルクス・オーパーは、芸術監督であり、戦後最高のベックメッサー歌いとして名を馳せたカール・デンヒのもと、マルティッケ(伯爵夫人)、ダラポッツァ(伯爵)、パポウシェク(ペピ)、クーハル(ヨーゼフ)、コールマン(御者)など綺羅星のような名優をずらりと並べ、指揮者ルドルフ・ビーブルが紡ぐ心憎い3拍子で、ウィンナ・オペレッタの数々を世に送り出していたという全盛期の真っ只中。古き良きウィーンの甘く懐かしい薫りが客席いっぱいに広がり、そこに居合わせた誰しもが幸せな気分に浸ってしまう・・・まさか”やりたくなってしまう”人が居るとは思わなかっただろうけれど・・・そんな舞台に出会って、私はガレリア座を始めたのです。物語の筋が複雑に絡み合う2幕の台本を書き上げて、今回が念願の全曲上演です。役者たちも初役が多く、みんな緊張と苦しみの中に、歌う歓び、演じる幸せを見つけてきました。新しいガレリア座の力を感じていただければ幸いです。本日はご来場ありがとうございました。

         ・・・・・ガレリア座主宰 八木原 良貴

 

あらすじ

ヨハン・シュトラウス2世作曲(アドルフ・ミュラー補完)
ヴィクトール・レオン、レオ・シュタイン台本
1899年10月26日 カール劇場にて初演

シュトラウスの有名なワルツやポルカが盛りだくさん!

「きみ。"オペレッタ"を書いてみないかね?」19世紀後半、ヨーロッパでのあらゆる劇場を笑いの渦に巻き込んでいたオペレッタの帝王、『天国と地獄』で知られるジャック・オッフェンバックは、訪問先のウィーンで、ひとりの人気作曲家に問い掛けた。彼の名はヨハン・シュトラウス。すでに"ワルツ王"の名前をほしいままにしていたシュトラウスは、ウィーンの社交界から劇場へと活躍の場を移すべく、オッフェンバックの誘いに乗ってオペレッタの作曲に取りかかった。

3作目の『こうもり』が大当たりをとり、その後も『ジプシー男爵』や『ヴェニスの一夜』など数多くの傑作がワルツ王の手から紡ぎ出された。もちろん彼の死後も人気はまったく衰えない。シュトラウスの新作オペレッタを望む声が、カール劇場支配人フランツ・ヤウナーを動かし、生前のシュトラウス作品に優るとも劣らないマスターピースを産み出した。シュトラウスの弾けるようなポルカの調べを巧みにつなぎ合わせ、ウィーンを舞台に男女の恋の駆け引きを描いた、おしゃれで小粋な3幕物の喜歌劇。それが今回、皆様にお届けする喜歌劇『ウィーン気質』である。

ヨーロッパの架空の小国ロイス・グライツ・シュライツのオーストリア大使としてウィーンに赴任してきたツェドラウ伯爵。お国柄のせいか堅物だった伯爵も、今ではすっかりウィーン流。美貌のバレリーナ、フランツィを別荘に住まわせ、今度はお針子のペピをウィーン郊外ヒーツィングで行われる夜祭に誘い出す。

そうとは知らないのがペピの恋人で、ツェドラウ伯爵の忠実な従僕ヨーゼフ。それにロイス・グライツ・シュライツの首相閣下が本物の伯爵婦人を、あろうことか伯爵の愛人と早合点してしまい、誰が誰やら大混乱。ピンチに立った伯爵。すべてをお見通しの伯爵婦人。

最後の駆け引きは、にぎやかな夜祭の会場で。甘く流れるようなワルツのメロディが、まるごと"ウィーン流"に収めてくれるのでしょうか?


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